2014年02月01日

トークイベントにお越し頂き、ありがとうございました。

先日は、青山ブックセンターさんでのトークイベントに、
たくさんの方にお越し頂きまして、どうもありがとうございました。

はじめてのことで、どうなるかと思っておりましたが、
無事に終えることができて、ホッといたしました。


トーク終了後も、多くの方から個別に質問がありましたが、
不慣れなため、うまくお答えできなかったものもあり、
後から、こう答えたら、もっとわかりやすかったかなと感じる所もありました。

そのため、いくつか補足になりますが、
質問があった中で、答えられる範囲で補足させて頂きます。

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●「さくら◯◯」という商品で、“桜”というキーワードがはっきりとしている場合に、
同じ見え方になってしまうと悩んでいらした方。

自分だったら、桜をモチーフにしながらも、
見た目をできるだけ変える工夫を考えます。
まずは、書体。1案は明朝体でつくったら、後は手描き文字や、
個性的なデザイン書体、つくり文字、ゴシック体など、
フォントの変化をつけます。
(この時、書体の大きさも、できれば変化をつけるとよいと思います。
また、サブで入れた欧文も同様に変化があるとよいです)

さらに、色も1案は、パステル調のピンクを使ったら、
他の案は、同じピンクでも濃度を濃いめにしたり、
渋めの色、ピンク以外の色をセレクトします。
(例えば、全体のイメージは黄色だけど、
ワンポイントでピンクを入れることもよいと思います)

桜のモチーフ自体も、手描きのイラストや、パソコンで描いたもの、文様、線画など、
見え方の変化を考えるようにします。

このようにすることで、「キー」が決まっていながらも、
その中で、見た目の変化をつけることができると思います。

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●学校の先生からの講評に悩んでいらした方。

その先生の作風や、考え方に共感しているのでしたら、
しっかりと受け止めて、どう改善したらよいのかを、
先生自身に訪ねて、解決策を導いて頂くとよいと思います。

もしも、そうでない場合は、自分が信頼する方に作品を見てもらって、
その意見を大切にされるとよいと思います。

デザインは、見る方によっても評価が大きく変わる面もありますので、
特定の一人だけの意見で、自信をなくされないほうがよいと思います。

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●フリーパーパーの各号で、デザインのアクセントを変えることに悩んでいらした方。

どういうクセづけをすると効果的なのか、
どういう書体を使ったら、見た目の印象を変えることができるのかといったことを考えながら、
日頃から資料を集めておいてはいかがでしょうか。

例えば、デパートなどに行けば、化粧品から食品、家具など
様々なパンフレットが置いてありますし、
美術展や映画などに行けば、たくさんのチラシ類が置いてあります。
また、書店にいけば、デザイン関係の本だけでなく、
たくさんの印刷物を目にすることもできます。
僕の場合は、若い頃に外出すると、そういうものを見たり集めたりして、
自分にないものを吸収していきました。

小さいことを積み重ねる時期も大切なので、
いろいろなモノを目にして、頭の中にストックしていくことが大切だと思います。

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質問の中で、後から特に気がかりに思ったものだけになりますが、
もし、ご参考になれば幸いです。
posted by Happy and Happy at 22:58| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月12日

たのしい「文字の形」(後編)

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今回は、実践編になります。
先日説明しました、上記の「文字の形」のページを、
実際にどう活用すると良いのか補足したいと思います。


たとえば、「PLACE」というロゴタイプをつくるとして
話を進めていきますね。

まずはロゴのベースとなる文字を選択します。
ここではヘルベチカを使っていきます。


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ここに「P」のページに掲載した中から、
「Becket」という書体の「P」の文字を参考にして、
ヘルベチカの「P」に同じクセづけをします。


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「P」の文字にアクセントがつきました。
このまま微調整をして完成でも、もちろん良いのですが、
もうひと工夫加えてみましょう。


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「P」のクセづけからイメージを膨らませ、他の文字にもシャープな印象を加えてみました。
ここでは、本書で紹介する「文字を伸ばす」「文字をつなげる」「文字をカットする」等のテクニックを組み合わせ、ロゴにしていきました。



上記は、単純に使い方の一例ですので、ロゴとして良い悪いは置いておき、
このようなロゴづくりを行う際のアイデアのヒントが詰まったページになっています。

皆さんがロゴづくりをされる際に、文字の一部を本書に掲載した、
他の文字の形に変えるだけでも面白いと思いますし、
さらに、その「文字の形」からアイデアを広げていき、
デザインをすることで、オリジナリティの高いロゴにすることも可能です。

他にも工夫次第で、使い方はいろいろあると思いますが、
ロゴづくりの技術を身につける上で、
このような、いろいろな「文字の形」を覚え、活用していくことが、
デザインを上達させる大きなポイントになると僕は考えています。


そのため、今回のロゴの本では、
あえてこのような「文字の形」のページを
ぜひ取り入れたいと考えました。

本書の1章で紹介している「欧文のロゴテクニック」よりも、
難易度は高くなりますが、この「文字の形」をロゴづくりに活かせるようになると、
皆さんの「ロゴづくりのひきだし」が、グッと増えるはずです!

posted by Happy and Happy at 21:37| たのしいロゴづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月08日

たのしい「文字の形」(前編)

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僕は「文字の形」が好きです。
特に見出し書体と呼ばれる、デザイン性の強い、個性的な形が好きです。

こういう文字の形には、
「発想力」「デザイン力」「センス」などが凝縮されているので、
見ていると、たのしくて夢中になってしまいます。

デザイナーになる前は、
「文字の形なんて、明朝とゴシックの違いくらいで、ほとんどみんな同じでしょ」
と思っていました。

しかし、デザイナーになってみると、いろいろな文字を目にするようになります。
特に興味深かったのが、会社に置かれていた
『モンセン・スタンダード欧文書体清刷集』や、
当時コンピュータフォントとして登場したばかりだった「エミグレ」の書体でした。

「うわー、こんな文字の形もあるのか!」と、驚きと同時に、
文字の可能性をとても強く感じました。
そしてじっくりと文字を見ていくと、
本当にいろいろな文字の形があるんです。


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たとえば、「A」という文字でいえば、30以上もの形のバリエーションが存在します。
ディスプレイ書体も加えたら、100近いのではないでしょうか。
(もっと詳細に違いを分けると、もちろん何千にもなります)
単純に見える「A」の文字には、それほどまでに、
多くのデザインのバリエーションが存在しています。

仕事をしていく中で、やがて、これらの「文字の形」を知ることが、
ロゴづくりには欠かせない、ひとつのテクニックだとわかりました。

個性的な書体には、デザイン的なクセづけや、アクセントが施されています。
そして、クセのつけ方や、クセをつける位置などは本当に多種多様です。
「こんな発想もあるのか!」と、いつもハッとさせらます。
ですから、これら一つひとつの文字には、
ロゴタイプをつくる際のアイデアのヒントが、ギュッと凝縮されているのです。
まさに宝の山です。

これまで、書体の見本帳は世の中にいくつもありましたが、
「ロゴづくりのための『文字の形』の見本帳」というものはありませんでしたので、
そういうものがあったら、とても便利なのにな〜と、ずっと感じてきました。
そのため、今回の本では、
「A〜Zの文字の形」を大文字・小文字、それぞれ25種類ずつ掲載しています。

読むというより「見る」ページですので、
理論などを知りたい方にとっては、少し戸惑うかもしれませんが、
このページこそ、ロゴづくりのアイデアの宝庫といえるもので、
この本の大きな「核」となっています。

次回は、このページをどのように使っていくと良いのかの
実践的な説明をしてみたいと思っています。



posted by Happy and Happy at 19:41| たのしいロゴづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月07日

見本誌が届きました!

本日、見本誌が届きました!
良い色に仕上がり、とてもうれしいです。

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今回、カバーは「ジャガード」という用紙を使い、
特色3色+スミ1色。
さらに白の箔押しをするという、
ひっそりと贅沢な仕様になっています。

一見、普通の4色印刷にみえるのですが、
通常の4色だと、透明感のある色はなかなか出ないため、
今回は特色を使っています。
ジャガードという用紙もなかなか思うような色が出にくい用紙なので、
印刷会社の方が試行錯誤してくださり、
この色を出してくださいました。
感謝感謝です!


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↑白い部分に箔押しをしています


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↑「たのしいロゴづくり」の文字もひそかに箔押しです


見本誌があがってくると、いよいよだなという気になります。
ソワソワ、ドキドキな感じです。
posted by Happy and Happy at 21:11| たのしいロゴづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月03日

新しい本が発売になります

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9月19日に、新しい著書『たのしいロゴづくり』(ビー・エヌ・エヌ新社)を発売することになりました。
今回は、ロゴタイプ制作のコツを1冊にまとめています。

サブタイトルの「〜文字の形からの着想と展開〜」の一文にもありますように、
「文字の形」というデザイン的な面に着目しています。



各章は、このような構成になっています。


1章[欧文ロゴのテクニック]

欧文のロゴタイプで主に使われる14のテクニックを紹介。
前著の『きれいな欧文書体とデザイン』と似た内容となっていますが、
ここはロゴを説明する上で、どうしてもはずせないものでしたので、
改めて紹介させて頂くことにしました。
ただし、作例はすべて新規でつくり、
説明もできるだけ前回と同じにならないように工夫いたしましたので、
前著を読んでくださっている方にも飽きずにお読み頂けるかと思います。


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2章 [文字の形を知ろう]

アルファベットのA〜Zの形を紹介しています。
同じ文字でも書体によって、その形は多種多様です。
この色々な文字の形を知ることは、ロゴづくりをする上での大きなヒントになります。

ひとつの文字に対して、どのような形のバリエーションがあるのかを知りたい時に、
瞬時に多くの文字の形が見られるようにしました。


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↑ 左ページに「大文字」、右ページに「小文字」を掲載しています。




ちなみに、ここで使っている書体は、通常のデジタルフォントではなく、
『モンセン・スタンダード欧文書体清刷集』(嶋田出版)から抜粋した文字になります。
若い方にとっては、初めて聞くものかもしれませんが、
この「モンセン」という清刷集は、今のようにコンピュータが普及する前に、
日本のデザイナーにとって、必携の書体集でした。

アナログ時代の味わいのある清刷集で、
たくさんの魅力的な書体が掲載されているものの、
残念ながら、そのほとんどが今もデジタルフォント化されていません。
そのため、効率が重視される現在では使われる機会が非常に少なくなりましたが、
文字にこだわりを持つ一部のデザイナーにとっては、
現在でも、この「モンセン」はバイブルのような存在です。




3章 [和文ロゴのテクニック]

和文ロゴの7つのテクニックを紹介しています。
和文ロゴは、欧文ロゴよりも難しく感じると思いますが、
コツをつかむと、ロゴがつくりやすくなります。
少ないページ数ではありますが、
そのポイントを私なりに紹介したいと思っています。


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4章 [メイキングで見るロゴづくり]

ロゴをつくる時の発想の仕方や、先方からのオーダーを形にしていく時のコツなどを
このメイキングを通して、お伝えできればと考えています。


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このブログの記事だけではお伝えしきれない点も多いため、
ぜひ書店で、お手にとってご覧いただけましたら幸いです。


posted by Happy and Happy at 21:20| たのしいロゴづくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月10日

最近の仕事「よくばりデザイン素材集」

よくばりデザイン素材集』(エムディエヌコーポレーション)。
カバーと、本文のフォーマットデザインをやらせて頂きました。


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こちらは、こまかなエレメントに銀の箔押しを使っています。

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下記の『Photoshop × Illustrator よくばりデザインアイデア帖』同様に、
かわいらしい素材がいっぱい詰まった書籍です。

posted by Happy and Happy at 17:25| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月03日

最近の仕事「よくばりデザインアイデア帖」

こちらは、少し前の仕事になりますが、
Photoshop × Illustrator よくばりデザインアイデア帖』(エムディエヌコーポレーション)です。
カバーと、本文のフォーマットデザインをやらせて頂きました。


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こまかなエレメントにUVインクを使っています。

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たくさんのかわいらしい素材が詰まった素材集です。
ぜひチェックしてみてください。
posted by Happy and Happy at 20:48| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月02日

最近の仕事「新聞広告キャッチコピー大百科3」

最近の仕事です。
新聞広告キャッチコピー大百科3』(パイ インターナショナル)。
カバーのデザインを制作させていただきました。


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表1〜表4まで、カバー全面にUVインクで加工をし、
たくさんのキャッチコピーが、ポコポコと盛り上がるようにしています。

本ができあがったときには、なんともいえない手触りに感激しました。
ぜひ書店で、このポコポコの文字に触れてみてください。


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posted by Happy and Happy at 14:16| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月01日

最近の仕事「飾り罫&飾り枠 素材集」

最近の仕事です。
飾り罫&飾り枠 素材集』(エムディエヌコーポレーション)。
カバーと、本文のフォーマットを制作させていただきました。


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kazariup.jpg


用紙は、OKフロート(王子特殊紙)を使い、
表1の全面にこまかなエンボス加工をしています。
OKフロートは、以前から一度使ってみたかった紙。
念願が叶いました。。

そして、この本、
本文のページには、白のオペークインクをひいています。
最初は、グロスニスを考えていましたが、
効果がうまく出ずに、白のオペークに変更。
良い感じに仕上がりました!
店頭で手にとっていただけたら、うれしいです。

posted by Happy and Happy at 16:17| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月30日

◯×にも、遊び心を

今回の本のデザインは、当初はわりと真面目な雰囲気で進めていました。
しかし、カバー案を作成する際に、ふと考え直しました。

この本は、内容的にも若い方々に軽くサラッと見てもらえる、
手に取りやすく、読みやすいものにしたいと。

そこで、本文のフォーマットも、
真面目になりすぎないよう、軽めのデザインにしました。
◯×も、普通の形ではつまらないので、
このような遊び心のあるものしています。


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ちなみに、カバーの◯×は手書きにしています。
用紙のエンボスもあり、ほとんどわからないですが、、、


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ノンブル横にも、少し遊びを加えました。
「構成」の章では、レイアウトでモノを配置する際に欠かせない
矢印アイコンをちょこっと入れてみたり、
「文字」の章では、キーボード入力。
「配色」では、色変換。
「写真」では、カメラアイコン。

しかし、印刷会社の方から「なんかノンブルの横が変なことになっているけど、
このまま印刷進めちゃっていいんですか?」
と問い合わせが。。

「まぁ、当然だよな〜」と思いました。
普通の本なら、NGです。
「こんな所に変なことしないで」と出版社から止められちゃいます。
僕も、通常の本ならしないのですが、
今回は、レイアウトの本ということもあり、
あえて遊びを加えています。


ところで、お恥ずかしいことに誤植がありました。
P.150の「カーニング」は、正しくは「トラッキング」です。
初歩的な間違いで、たいへんお恥ずかしい、、、
どうかご容赦ください。


posted by Happy and Happy at 19:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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