2010年05月24日

「きれいな欧文書体とデザイン」 ちょっとだけメイキング-19

最終回に向けて、カバー(表紙)の話を。


0023.jpg


このカバーデザイン、簡単に仕上がりそうですね〜。

ですが、この案にたどり着くまで、実際は一年がかりになりました。
その間、ラフをつくっては見直し、ラフをつくっては見直し、
という作業をコツコツと繰り返しました。

デザイナーですから、
やはりカバーデザインには、ものすごく力が入ります。
腕の見せどころみたいな感じです。

そんな気合いもあいまって、当初はもっと「デザイン的」なものを考えていました。
そして、当然ながら「欧文書体の本」ということがわかるような
カバーデザインにしていました。

しかし、類書との差別化など、いろいろと考えるところもあり、
カバーの方向性をしばらく探る日々が続きます。



そんな中、ある日の編集者Yさんとの打ち合わせで、
「カバーの色は何色にしようか」という話になりました。

僕としては書体の本ということで、
「文字が一番映える『白地』がいいのでは?」
と考えていました。

しかし、Yさんからは「黄色がいいのでは?」との提案が。
「えっっっ? 黄色?!」

実は、その数日前に一緒に仕事をしているJさんに、
カバーの色について相談すると「黄色がいいんじゃない?」
と言われていたんです。
その時点では、「え〜〜〜黄色はないんじゃない? Yさんも黄色は選ばないでしょ〜」
と話していた矢先でした。

こんな風に、別々に聞いた二人の意見がぴったり合っていることにびっくりしました。
そして、あまりにも自分の予想外の色のセレクトに、腰砕けになりなつつも、
今回の本は「黄色」になるんだなぁと感じた瞬間でした。

まぁ、そうはいっても、すぐには納得できない性格ですので、
ここでも「黄色でいこう」と思えるまでには、
しばらく時間がかかるわけですが。。

(つづく)



posted by Happy and Happy at 01:35| メイキング「きれいな欧文書体とデザイン」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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